病院で太陽光発電を導入するメリット・デメリットとは

2024年3月7日
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24時間安定したエネルギー供給が不可欠であり、多くのエネルギーを大量消費する医療機関では、再生可能エネルギーの導入が求められています。本記事では、病院で太陽光発電を導入するメリット・デメリットから最適な太陽光発電をご紹介します。

病院で太陽光発電を導入するメリット

病院で太陽光発電を導入するメリットとしては、以下の2つが挙げられます。

電気代を削減できる

病院の電気代は、一般的に病院の規模に応じて高くなります。大規模な病院ほど照明や空調、医療設備の導入量が増えるためです。昨今の電気料金の高騰は、家庭だけでなく病院や医療機関にも大きな影響を与えており、電気代の削減は病院の経営状況を改善する上で重要な要素です 太陽光発電で発電した電力を電力会社へ売電するのではなく、自家消費する場合、病院施設の電力消費量を一定程度賄うことが可能です。

これにより電力会社からの電気の購入量を減らすことができ、基本料金や電気使用量に関わる電気代を抑制できます。 また、自家消費した電力については再エネ賦課金を負担する必要がないため、自家消費型の導入がおすすめです。再エネ賦課金の単価は一貫して上昇傾向にあり、今後も上昇が見込まれることから、再エネ賦課金を含めた電気代のさらなる高騰に備えることができます。

実際に、医療法人博寿会では、沖縄新エネ開発が手掛けるオンサイト型PPA(電力購入契約)モデルによる太陽光電力供給サービス「かりーるーふ」を導入した結果、年間発電量は28万6,000kWhの見込みとなり、同会で使用する電力の約27%を賄える結果となりました。また、年間約196tのCO2削減効果を期待できるとのことです。 出典:日経BP「沖縄の病院、PPAで『太陽光+蓄電池』、停電時も炊飯可能に」 太陽光発電の導入によりどれくらいの電気代削減が可能かについては、設置業者に見積もってもらうと良いでしょう。  

患者様にとって最適な医療・療養環境を維持できる

病院には多数の医療機器や設備があり、24時間体制で常に稼働しておかなければならないものも少なくありません。病棟内やICUに入院中の患者だけでなく、急患に対して適切な処置や治療を行うためにも、常に稼働もしくは待機の状態にしておかなければならない機器もあります。 災害時などにより停電が発生すると、こうした機器を動かせなくなり、最悪の場合患者の生命が失われてしまう可能性があります。

そのため、電気代高騰への対応だけでなく、災害時に適切な医療・療養を行える環境を確保するためにも、太陽光発電によって自家発電する体制を整えておくことは非常に重要です。さらに蓄電池を併用することで、夜間などにも電力を供給できるようになります。

病院で太陽光発電を導入するデメリット

一方で、病院で太陽光発電を導入することには以下のようなデメリットもあります。

初期費用が高額

一般的に、病院は駐車できる台数が多いため多くの太陽光パネルを設置できるスペースを確保できますが、設置費用は高額となります。 産業用太陽光発電の平均的な費用相場は、1kWあたり約18~25万円です。この費用の中には、 太陽光パネルやパワーコンディショナーなどの本体機器の価格だけでなく、設置工事の費用や設置用の部材費用、屋根・地面に架台をしっかりと固定するための基礎工事費用なども含まれます。

一例として、屋根の上に100kWの太陽光パネルを設置すると仮定すると、約1,800~2,500万円が費用相場となります。 こうした初期費用と、導入によって削減可能な電気代を比較し、長期的な費用対効果をよく検討しておきましょう。

メンテナンスが定期的に必要

太陽光パネルは屋外に設置する都合上、鳥のフンや黄砂、花粉などよる汚れがどうしても付着します。汚れが付いていると発電効率が低下するため、定期的なメンテナンスが必要であり、その都度費用が必要な場合があります。台風などの自然災害によりパネルや架台が破損することもあります。

メンテナンスを実施する箇所は、パネルやパワーコンディショナーなどの本体機器のほか、接続箱や架台、ケーブル、キュービクルなども対象です。目視による点検のほか、機器を用いた電気測定、温度調査など、点検方法は多岐にわたるため、専門の業者に任せるのが一般的です。定期的にメンテナンスを行うことで異常の発生を未然に防ぎ、発電効率の低下を抑えることができます。

天候によっては充分な発電量が得られない

夜間や雨、曇りの天候時など、日射量が十分でない場合には発電量が少なくなります。このように、天候や時間帯によって発電量が左右されてしまうこともデメリットです。冬は夏に比べて日の出が遅く日没が早いために日照時間が短く、さらに太陽の位置が低いために周囲の建造物などに日光が遮られやすいことから、発電量が少ない傾向があります。

導入する地域の気候条件や平均的な日照時間などを踏まえ、発電量をシミュレーションする必要があります。

発電出力が高圧の場合はキュービクルが必要

発電出力が高圧の場合、必ず低い電圧に変圧する設備であるキュービクルを通すことになります。キュービクル側に太陽光発電での発電量を新たに受け入れる容量がない場合、改造もしくは新設する必要があります。

キュービクルを改造するには「第一種電気工事士」の資格を持っていることが必須であり、最低200万円ほどの費用が必要です。資格を持つ人材は限られるため、設置業者とは異なる業者に改めて依頼するケースもあります。

病院で太陽光発電を導入するにはソーラーカーポートがおすすめ

太陽光発電には建物の屋根にソーラーパネルを設置する方法もありますが、病院の駐車場の屋根にソーラーパネルが設置されたソーラーカーポートを導入することがおすすめです。

ソーラーカーポートとは

ソーラーカーポートとは、車庫(カーポート)の屋根部分に太陽光発電システムを設置した設備のことです。太陽光発電パネルとカーポートが統合された「一体型」と、後から装備できる「搭載型」の2種類があり、駐車場という空きスペースを活用できる特徴があります。
電気代高騰への対策として、また世界的に重要となっている脱炭素の取り組みの一環として注目されています。太陽光発電に適した空き地や建物の屋根が少なくなっており、そうした場所では十分な再エネ電力を得られなくなっているという背景からも重要性が増しています。

ソーラーカーポートの導入メリットなどの詳細については、こちらの記事をご覧ください。
【関連記事】ソーラーカーポートとは?導入のメリットや種類をご紹介

太陽光発電を病院で導入するにはソーラーカーポートがおすすめな理由

病院は事業車数が多いため駐車できるスペースが広く、駐車場に多くのソーラーパネルを設置できます。
ソーラーパネルを数多く設置できればそれだけ多くの電力を作ることができるので、病院へのソーラーカーポートの導入はおすすめであると言えます。また、比較的安価な設置費用で済む場合があることもメリットです。

病院でソーラーカーポートを導入する場合に確認しておくこと

病院でソーラーカーポートを導入する際には、以下の点を確認しておく必要があります。

電力使用状況

まずは、病院施設で使用している電力量を把握することが重要です。電力を使っている時間帯や消費量を分析すれば、自家消費に必要な太陽光発電設備の大きさが分かります。

高圧・特別高圧の電力契約では最大のデマンド値が基本料金の基準となっており、ソーラーカーポートで作り出した電力を自家消費すれば、最大デマンド値の上昇を抑えることができるため、電気代を抑制できます。電力会社では30分間単位のデマンド値を1か月ごとに記録しており、そのデマンド値を取得できるので、おおよその数値を把握しておくと良いでしょう。

ソーラーカーポートの設置環境

ソーラーカーポートの設置予定場所が北向きでないか、高い建物や樹木などが近くにないかなど、日射量が十分に確保できる環境であるか確認することも重要です。 また、ソーラーカーポートの設置により柱が増え、駐車の利便性が低下してしまうことは避けなければなりません。ソーラーカーポートの柱が片側にしかない片持ち屋根タイプであれば、駐車しにくくなる心配は不要です。

病院で太陽光発電を導入するならソーラーカーポート

屋上緑化システムが提供する「ソーラーカーポートすっきりGX」は、病院にも設置できる産業用ソーラーカーポートであり、コストや納期、設置環境に合わせた最適なソーラーカーポートの導入・設置をご提案可能です。 以下のカタログでは、 ソーラーカーポートすっきりGX製品の特長 ソーラーカーポートすっきりGX製品概要 ソーラーカーポートすっきりGX完成イメージ図 をご紹介しており、無料ダウンロードができますので、病院へのソーラーカーポートの導入を検討している方はぜひご覧ください。

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事業者様・自治体様向け
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