太陽光架台

太陽光架台とは、太陽光パネルを設置するための金属製の台のことです。広い空き地に大量の太陽光パネルを設置するときだけでなく、住宅の屋根やカーポートなどに太陽光発電システムを導入するときにも使用します。地形や建物の状態に合わせ、基礎や材料を使い分けて設置します。


太陽光架台の基礎は、コンクリートと杭の大きく2種類があります。コンクリートで基礎をする際は、架台をコンクリートで補強・固定します。コンクリートで地面を平らにならした上に太陽光パネルを設置するため、安定性や強度に優れているのが特徴です。


杭で基礎をする際は、杭を地面に埋め込むことで太陽光パネルを固定します。杭の形を使い分けることで、土地の状態を問わず安定感を発揮させることが可能。コンクリートと比べるとコストがかかりにくいのも、杭の基礎のメリットです。


太陽光パネルの設置に使用する太陽光架台の主な材質は、ステンレス製・アルミニウム製・スチール製の3種類です。ステンレス製は耐久性、アルミニウム製は軽さ、スチール製は錆に強いのが特徴として挙げられます。材質によってコストや強度は異なるため、太陽光架台の設置場所に応じて使い分けることが大切です。


また、太陽光パネルの設置場所によって太陽光架台の形状も変化します。住宅の屋根の場合はなるべく架台は低くして屋根の一部になるよう施工しますし、カーポートの場合は太陽光パネルと屋根を兼用できるよう、車が入れるくらいの高さになることもあります。