変換効率

変換効率とは、太陽からの光エネルギーをどのくらい電気エネルギーに変換できるかを、「%」で表現した割合のことです。「発電効率」と呼ばれる場合もあります。変換効率の算出方法はいろんな種類があり、「作った電気エネルギー÷太陽からの光エネルギー×100」も計算式の一種です。


太陽光発電パネルのカタログでは、変換効率を「モジュール変換効率」と記載していることも。変換効率は、数字が大きければ大きいほど効率が良いとされています。太陽光発電の変換効率は、機材やメーカーにもよりますが、およそ15~20%です。他の発電方法と比べるとまだ発電効率は低めですが、技術の進歩により徐々に効率は上昇しています。


変換効率は、外気温の変化や太陽光発電パネルの汚れなどの影響で、導入後に変化するケースもあります。太陽光発電パネルに適した温度は25℃とされていますが、夏場は真夏日になる日もよくあり、日が照っているのに思ったほど発電されていないケースがあるのです。また、経年劣化や汚れの影響で日光を感じ取りにくくなり、発電効率が下がる場面も。定期的に専門業者によるメンテナンスを実施し、太陽光発電パネルの状態を維持することが大切です。


変換効率は、太陽光発電パネルを設置する角度・場所で上昇させられる場合があります。日光が当たりやすい向きに角度を調整したり、影がかからない場所に取り付けたりすることで、太陽光発電パネルを最大限活用できます。太陽光発電パネルを設置する際は、業者に周辺の環境まで確認してもらうようにしてみましょう。