太陽電池モジュール
太陽電池モジュールとは、太陽光発電で使われるパーツのことです。太陽光発電システムの性能・能力を確認する際に、よく登場します。呼び方が異なるだけで、いわゆる「ソーラーパネル」と同じものを指しています。ほかにも、「太陽光パネル」「太陽電池パネル」といった名称のパーツも、太陽電池モジュールと同じものです。
日本で太陽光発電システムが導入され始めた頃は、「ソーラーパネル」という名称が使われていました。その後、太陽熱温水器のような太陽熱を活用する製品のなかにソーラーパネルという部品が含まれていたことから、住宅用の太陽光発電システムのパネルを「太陽電池モジュール」と呼び分けるようになったと考えられています。
太陽電池モジュールは、「セル」という太陽電池を構成する小さなパネルを並べ、実用レベルのサイズになったパネルです。強化ガラスや樹脂などでコーティングしており、屋外で使用できるよう加工しています。モジュールは1枚あたりの発電能力は製品によって差があるため、設置前に確認しておくことが大切です。基本的にはモジュール1枚だけでは十分な発電能力がないため、必要に応じて複数枚を組み合わせることになります。
導入する太陽電池モジュールを選ぶ際は、変換効率の確認が欠かせません。変換効率では、太陽電池モジュールが受けた太陽光を、どれくらい電気に変換できるかを「%」で示しています。数値が高いほど変換効率が良く、限られたスペースに太陽光発電システムを設置する際の参考にもなります。太陽電池モジュールの素材ごとに変換効率は異なるため、設置前に精査することが大切です。